逓信省型式試験合格受信機
Radio set Passed Examination by The Ministry of Posts and Telecommunications
第215号 ナナオラ 4M-26型 国民型2号受信機 七欧無線電気(株) (1949-50) 卸2,800円
No.215 Nanaola Model 54M-26 , 4 tubes TRF, Nanao Radio Co., Ltd. (1948-50) JPY6,450
TUBES: 6D6-6C6-6ZP1-12F , Paper framed magnetic speaker
(6WC5 6D6-6C6-6ZP1-12F, Permanent dynamic speaker: ONKYO PD-60 / after
modified)
戦前からの大手メーカー、七欧無線電機の国民型受信機。シャーシ背面に型式試験合格章が見られるが、番号は判読できない。
この型番は記録にないが、取り使い説明書には第215号と明記されている。の4M-25型をモデルチェンジしたものと考えられる。
シャーシの形は平凡だが、前面パネルのデザインは非常にユニークである。制約が多い国民型受信機のレイアウトの中で、個性を出そうとした努力の跡がうかがえる。本来は目盛板の前に透明のカバーがあったと思われる。
本機は6D6-6C6-6ZP1-12F でマグネチックを駆動するのが本来の姿だが、スピーカをダイナミック(ONKYO PD-60)に変更し、真空管のレイアウトを変更して6WC5を追加し、5球スーパーに改造している。1950年頃の改造と思われる。
Nanao Radio was one of the leading companies of Japanese radio industry from pre war.
This was their low-end TRF model.
This set was modified into superheterodyne at early 1950's.
(所蔵No.11623)