日本ラジオ博物館
Japan Radio Museum

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珍ブランド集

昭和初期から昭和20年代位までの商報や雑誌を見ていると、笑える妙なブランドや有名ブランドをもじったニセモノがたくさん見つかります。
息抜きのつもりで気楽に読んで下さい。

(1)珍ブランド編

 スーパー/SUPER (ラジオ '56)  高1でもスーパー(本当にスーパーでした。念のため)(新東電機工業製)

 コンソール/CONSOLE (ラジオ/電蓄 '35) 卓上型でもコンソール(桐屋電機)

 征服、制空、南進('40頃) 戦時中のカタログから拾った勇ましい名前、さすがに「侵略」というのはない

 サイレン (スピーカ '35頃) 大きい音は出るんでしょう。鉱石もあり

 KENROU (スピーカ '53頃) 「堅牢」なんでしょう。手に入れた実物は・・・OPT切れてました。

 セコ (ピックアップ '35) 新品なんでしょうか

 マネキン (シールドケース '35)  意味不明

 スパーク (パワートランス '35頃) 危なそう

 フラックス/FLUX (パワートランス '50頃) 強力な磁束を強調したかったのかも知れないがフラックスは余り出てほしくな いもの。
                           ただ、このメーカー、書体が「LUX」(錦水堂)とよく似てる・・・。

(2)偽ブランド編 その1

 ライカ/LEICA (ピックアップ,SP '36 大阪、島商店製造) スペルもマークもカメラと同じ。いうまでもなくドイツのライカとは何の関係もない。

 CONTAX (スピーカ '36頃) ライカがあればコンタックスも・・・。ロゴは違う。

 早川型、松下型・・・  大はキャビネットから小物部品まで何でもある。おおらかというか・・・

 マツダイ (シールドケース '53頃)  シールドケースの蓋にマツダそっくりのマークが付いている。「イ」の字は円周上に ある

 ゼニス/Zenith (ケミコン '35頃 大阪、ゼニス電気化学工業所製造)  マークはアメリカのゼニスと全く同じだが、別に関係はない。

    

 ネスベル (スピーカ '39) Nesperのニセモノか

 スターリングホン (スピーカ '39)  Staringのニセモノか

 Columpia (キャビネット '53頃) 言う事なし、このラジオ、スピーカは 本物のColumbiaでした。

 NEWBLE (スピーカ '52 東京、(株)新電社製作所) NOBLE(帝国通信工業)のニセモノ。

  
(左)廣瀬卸商報1952.1広告 (中)ニセモノ (右)本物

(3)偽ブランド編 その2 ナ○ョ○ルもどき
 Nation (キャビネット '53頃) "al"を取っただけ、書体もそっくり。 

 NATURAL (キャビネット '55頃) 遠くから見るとそっくり

 ナポリアル (キャビネット '55頃) かなり無理があるが遠くから見るとそれなりに見える

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