日本ラジオ博物館
第4展示室:電蓄とステレオの歴史
Japan Radio Museum - Radio Phonograph Division
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はじめに
ラジオ放送開始から5年後の1925年から電気録音、真空管増幅器とスピーカによる再生の歴史が本格的に始まった。真空管を用いてレコード再生する装置を、従来のアコースティック式の蓄音器(注)に対して、「電気蓄音機」、略して「電蓄」と呼びました。当初輸入品のみできわめて高価だった電蓄は、国産化に伴って安くなったものの、庶民にとってきわめて高価であることに変わりはなく、一部の富裕層や喫茶店などの業務用が大半でした。
この状況は戦後も続きましたが、LPレコードが普及した1955年頃から経済成長に伴って一般家庭にも入り始め、ハイファイブームといわれました。その後ステレオ装置が普及してからは「電蓄」という言葉は次第に使われなくなり、「ステレオ」、「オーディオ」というように呼ばれるようになりました。ステレオ電蓄という言葉もありますが、ここではステレオ再生が可能な電蓄を単にステレオと呼ぶことにします。
本展示室では、当館の所蔵品および個人コレクターから提供を受けた資料により電蓄の歴史を展示しています。普及価格帯の家庭用音響機器を中心に取り扱い、純粋の業務用、放送用機器、特殊なハイエンド機器は、説明上特に必要な場合を除き省略しています。
(注)蓄音”器”と蓄音”機”の二つの用語があるが、ここでは、アコースティック式については「蓄音器」、電蓄については「蓄音機」を用いる。
ただし、「日本ビクター蓄音器(株)」などのように固有名詞についてはこの限りではない。
1920-31
電蓄のはじまり
電蓄のはじまり
1932-36
電蓄の国産化
1930年代前半の電蓄
1937-45
戦時下の電蓄
電蓄の流行から禁止へ
フィルモン
-日本独自の長時間レコード-
1946-50
焼け跡からの戦後復興
-電蓄の復活-
終戦直後の電気蓄音機
1951-57
LPレコードの登場からハイファイブームへ
LP黎明期の電蓄
オーディオ専業メーカの勃興
ハイファイラジオの流行
AMラジオのハイファイ再生
ステレオ放送のはじまり
1958-70
高度経済成長
-ステレオとFMの流行-
小型レコードプレーヤの普及
ステレオ電蓄の流行と普及
オーディオ専業メーカの発展
小型ステレオの流行
FM放送のはじまり
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著作 制作:日本ラジオ博物館事務局