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はじめに
1925年(大正14年)にラジオ放送が始まり、当初は高価だったラジオもすぐに低価格化し、普及するとともに、ラジオは家庭の情報、娯楽の中心となりました。日本のラジオの技術は最初の10年くらいは欧米のあとを追いかけて順調に進んでいました。しかし、放送事情や経済力などによって欧米から立ち遅れていき、その差は戦争によって決定的になりました。
第1展示室では放送開始から日中戦争が激化するまでの戦前期の日本のラジオの歴史を取り上げます。
(「外地の放送とラジオ」「ラジオの普及と第2次世界大戦」は第2展示室にも含めています)
時間のない方はまずこちら
ラジオの変遷と放送史の概要 戦前・戦中編
目次:戦前のラジオ
1914-28 ラジオ放送のはじまり
1928-31 ラジオの交流化と普及
1931-34 ラジオの大衆化
戦前の特殊なラジオ
1935-38 ラジオの普及と第二次世界大戦
1914-28
ラジオ放送のはじまり
-鉱石から真空管へ-
下記の各項目のうち、太字になっているのは、歴史の流れを追う上での主要な項目です
無線からラジオへ
-1914-24-
放送のはじまりと初期のラジオ
-鉱石と電池式受信機の時代-
型式証明受信機と付属品展示室
鉱石ラジオ展示室
レシーバ展示室
外国製電池式真空管受信機展示室
日本製電池式真空管受信機展示室
初期のスピーカ展示室
電池式受信機の電源
-電池と充電器-
1928-31
ラジオの交流化と普及
エリミネーター受信機
解説編(1927-30)
-初期の交流式ラジオ-
外国製エリミネータ―受信機展示室
日本製エリミネータ―受信機展示室
放送協会認定受信機器(初期)
(1928-33)
ラジオ塔
(1930-49)
-公衆用ラジオ聴取施設-
東京中央放送局懸賞当選受信機
(1928-31)
松下電器のラジオ進出
(1930-33)
1931-34 ラジオの大衆化
ミゼット型受信機
(1931-36)
-スピーカ一体型セットの登場-
学校放送のはじまり
(1931-45)
新規格放送協会認定受信機 解説編
-高品質のラジオ普及を目指して-
(1934-43)
新規格放送協会認定受信機リスト
-戦前の特殊なラジオ-
コンソール型ラジオ
(1927-42)
ポータブルラジオのはじまり
(1925-45)
国防受信機
(1933-39)
-直流受信機普及への苦闘-
ドイツ国民受信機
(1933-45)
戦前の短波ラジオ
(1935-45)
-戦前の国際放送聴取-
戦前・戦中期の手作り短波ラジオ
(1935-48)
1935-38 ラジオの普及と第二次世界大戦
-並四全盛の時代-
並四と三ペンの時代
(1937-39)
-戦前期の普及型受信機-
戦前の中上級受信機
(1937-39)
-戦前期の高一、高二、スーパー-
青年団ラジオ
(1937-38)
-成人教育とラジオ
ラジオ共同聴取施設
(1935-37)
-有線放送の始まり-
外地の放送とラジオ
台湾の放送とラジオ
朝鮮半島の放送とラジオ
満州国の放送とラジオ
中国占領地域の放送とラジオ
聴取者標章と聴取許可の変遷(戦前・戦中編)
(1925-45)
地域の放送史:長野県のラジオ
(1926-45)
-地方都市における放送の普及-
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著作、制作:日本ラジオ博物館事務局